結婚指輪はプラチナとゴールドどちらにするべき?!それぞれを比較してみた

日本の結婚指輪の地金といえばプラチナが定番となりました。しかし海外ではゴールド素材が主流でプラチナは少数派なのです。そもそもプラチナでなければいけない、ゴールドでなければいけないなんて決まりはありません。自分たちが気に入った指輪を付けるのが一番です。
それぞれの指輪にするメリット、デメリットを比較して最高の指輪を選びましょう。

結婚指輪を選ぶポイント

そもそも結婚指輪を選ぶポイントがわからなければどちらがいいか判断できません。
まずは結婚指輪を選ぶうえで押さえておきたいポイントを覚えましょう。

普段使いすることを念頭に

結婚指輪は一生ものの特別な指輪です。選んでいるときはどれも魅力的で、ついつい普段使いすることを忘れてしまいがちですが、仕事や家事育児、フォーマルなシーンでもつけることを忘れないでください。奇抜なデザインや大きすぎるダイヤモンドはシーンによっては目立ちすぎてしまうこともあります。

サイズを間違えないように

季節や体調によって指のサイズが変わることを覚えておきましょう。午前中や、前日お酒を飲んだ日などは、試着を避けたほうが無難です。暑い季節には体が水分を多く蓄えるため指がむくみ、サイズにして1~2号変わることがあります。また女性は妊娠を機にサイズが変わることもあります。指輪を試着したときにはぴったりだったのに、手元に届いたときにはサイズがあわないなんてことも起きやすいので注意してください。もし試着してサイズに不安があれば気持ち小さめにしてくといいでしょう。指輪は研磨すればサイズが調整できるので、小さくても後からサイズを大きくすることができます。

プラチナの特徴

soleiaで販売中 ブライダルリング(プラチナ)
プラチナは、「Pt」と表記され「Pt999」、「Pt950」、「Pt900」の数字はそれぞれ純度を表しています。999は99.9%、950は95%、900は90%のプラチナ含有量を示しています。覚えやすいですね。プラチナは白い色と輝きを持つ貴金属です。同じ白色でも、プラチナは銀に比べて可視光反射率が低く、重く落ち着いた白色が特徴的です。プラチナは日本語で「白金」と呼ばれ、英訳すると「ホワイトゴールド」となりますが、ホワイトゴールドは異なる貴金属を指す名称のため混同しないよう、ジュエリーでは「プラチナ」と統一されています。

プラチナのメリット

変色・変質しにくく、日常使いに最適

プラチナは科学的に安定しており、アルカリや酸に強く、硫黄や温泉の汗の影響を受けにくいため、日常生活で常に身につけていても変色や変質の心配が少なく、メンテナンスの必要がありません。ただし、純度の低いプラチナには、変色しやすい金属が混ざっている場合があるので注意が必要です。

加工しやすく、デザインの幅が広い

プラチナは柔軟で加工しやすいため、デザインのバリエーションが豊富で、万が一リングが変形したり、傷がついたりしても、簡単にリフォームすることができます。この特性を活かし、指輪に傷がついてもあえて修理せず、思い出として刻印し、次世代に受け継ぐ方も多くいます。

金属としての価値が高い

プラチナは金よりもはるかに希少価値が高く、家宝にするには最適な素材です。実際、プラチナは金の30倍の希少価値があるのです。毎年、ジュエリーに使われるプラチナの量は約88トンで、金の量は約2,700トンです。その希少性から、プラチナは価値があり、年月を経てもその価値を保ち続けることができるのです。

プラチナのデメリット

価格が高い

プラチナリングのデメリットとして唯一挙げられるのはその希少性の高さによる価格の高さです。Pt900(プラチナ含有量90%)のプラチナリングでも1本10万前後しますから、二人で20万円前後の価格帯にはなります。ダイヤモンドや宝石を追加で入れるとさらに上乗せされるのである程度の出費は覚悟が必要でしょう。

ゴールドの特徴

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ゴールドは「K」と表記され「カラット」を意味します。プラチナ同様、数字とあわせて刻印されますが、「K24」は99.9%以上の純金であることを示しています。24で割った数字が金の含有量になります。つまり「K14」は58.5%、「K18」は75%の金を含有しているということになります。

ゴールドのメリット

カラーバリエーションが豊富

ゴールドは銅や銀などの金属を合金することでそれぞれ違った発色を出すことができます。「イエロー」、「ホワイト」、「ローズ」が一般的です。金の純度によって価格も変わりますからどの純度が最適か迷うと思います。
アクセサリーに用いられるのはK18以下がほとんどです。K24は柔らかすぎてすぐに変形してしまい加工がしにくいためです。もしイエローゴールドに魅力を感じたのならK18にすることをおすすめします。金の純度が高ければ高いほど金本来の発色を楽しむことができます。ホワイトゴールドやローズゴールドに魅力を感じたのなら、K14をおすすめします。より多くの金属と合わせることで理想とする発色を実現できます。

ゴールドのデメリット

純度が低いと錆や変色しやすい

本来ゴールドは「錆びない金属」と呼ばれるほど、空気や水の影響を受けにくく劣化しない金属ですが、純度の低いゴールドは合金した金属が錆びや変色することはあります。

金属アレルギーを起こす場合がある

ゴールドは合金する割り金によっては金属アレルギーが起こる場合があります。特にゴールドの割り金に使用することがある銅やパラジウムは金属アレルギーが比較的起きやすいためアレルギー体質のある方は合金比率の高いゴールドリングを付けるときには注意してください。

耐久性が低い

ゴールドは合金することでより頑丈な金属となります。ゴールドの純度が高ければ高いほど柔らかいため、衝撃に弱く変形する恐れがあります。破損することはありませんがプラチナに比べて取り扱いに注意が必要になります。

冠婚葬祭などシーンによってはマナー違反となる場合も

喪に服するお葬式ではゴールドリングや宝石の装飾が施された指輪はマナー違反となる場合があります。 いかがでしたか?結婚指輪を選ぶのも一生に一度です。二人で話し合って最高の結婚指輪を選んでくださいね。
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