いまさら聞けない!結婚指輪を左手薬指に付ける理由とは?

結婚指輪は、左手の薬指に着けるのが一般的です。
これは世間の常識として浸透していますが、
「なぜ左手の薬指なの?」
という疑問を持っている方もたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、結婚指輪を左手薬指に着ける意味について、詳しく解説していきます。

結婚指輪はどの指に付けてもいいって本当?

結婚指輪を左手の薬指に着けるのは、あくまでも古くからの慣習であり、絶対的なルールではありません。
実際にネックレスからぶら下げている方もいますし、そもそも結婚指輪を普段着けていない方もいます。

中には、
「絶対に左手の薬指に着けなければならない」
と思い込んでしまっている方もいると思いますが、そのようなルールは一切なく、その日の気分に合わせてつける指を変えることも可能です。

それぞれの指が持つ意味とは?

左手薬指に結婚指輪をはめるのは、左手薬指の持つ意味が関係しています。
また、左手薬指だけではなく、人間の指にはそれぞれ意味が隠されているのです。
以下、それぞれの指が持つ意味について、詳しく見ていきましょう。

親指

親指には、
  1. 右手→権威や責任
  2. 左手→信念や愛
という意味が込められています。

親指につける指輪の意味は、自分を守るという意味があります。親指は人間の中で最も強い指なので、その指に指輪をつけることで、自分を守るという意味を持たせることができます。また、親指に指輪をつけることで、自分の力を自覚し、自信を持って生きることを表しているとも言われています。願いを叶えてくれる指とされていて、サムリングと呼ばれることもあります。

人差し指

人差し指には、
  1. 右手→集中力や行動力
  2. 左手→積極性、精神の安定
という意味が込められています。

人差し指の指輪の意味は実に様々で、一般的には、「幸運を招く」「エレガンスを表す」という意味がありますが、家族愛や永遠の愛、恋人間の絆などを表すという意味もあります。また、自分自身を表すという意味もあり、人差し指の指輪を通して自分らしさを表現する人もいます。自立心を向上させてくれるとされていて、インデックスリングとも呼ばれることもあります。

中指

中指には、
  1. 右手→直観力
  2. 左手→協調性、直観力
という意味が込められています。

インスピレーションが欲しい時やなどに着けてみると良いでしょう。

薬指

お待ちかねの薬指は、アニバーサルリングと呼ばれていて、
  1. 右手→精神安定、恋愛成就
  2. 左手→愛、絆、相手の心を受け入れる
という意味が込められています。

結婚していないカップルが、右手の薬指に指輪をつけるのは「恋愛成就」という意味があるからです。
結婚には、愛や絆、相手の心を受け入れる広い心が必要ですので、左手の薬指に指輪をつけるのが一般的になったのです。

小指

小指には、
  1. 右手→困難を乗り越える
  2. 左手→願いを叶える
という意味が込められています。

小指につけた指輪の意味は、「不屈の精神」とされています。世界各国の伝統において、小指の指輪を何らかの示唆や表現として用いられてきました。例えば、古代ギリシャでは、小指の指輪を「忠実な友情」として表現していました。また、古代ローマでは、小指の指輪を「勇気」として表現していました。現代では、小指の指輪を「不屈の精神」として表現することが多くなりました。
小指用の指輪はピンキーリングと呼ばれており、聞きなじみがあると思います。恋愛成就という意味合いもあるとされていて、装着している女性も多いですね。

結婚指輪を左手薬指に付ける理由は?

結婚指輪を左手薬指に着ける理由は、指が持つ意味と関連しているからです。
ただ、それ以外にもいくつかの理由がありますので、詳しく見ていきましょう。

古くからの慣習

結婚指輪を左手薬指に着けるのは、古代ギリシャ時代の教えが関係しているとも言われています。
古代ギリシャでは左手にある「心臓の動脈」と「結婚の絆」をつなぐと考えられていました。それは、神様が人間の心臓に最初の結婚の絆を作ると信じられていたからです。そのため、左手の薬指に結婚指輪をつけるのは、神様が特別な絆を作るために設定した象徴であると考えられています。

この解説を見て、
「それと何の関係があるの?」
と思う方もいるかもしれませんが、当時は、左手の薬指というのは心臓に繋がる血管があると信じられていて、左手の薬指に指輪をつけることによって、愛が永遠に相手の心と繋がると言われていたのです。

紛失リスクが少ない

少し夢がない話かもしれませんが、紛失リスクが少ないということも、左手の薬指に結婚指輪をつける理由の1つです。

左手の薬指というのは、全部で10本ある指の中でも最も動きが少なく、(右利きの場合)日常生活でも支障が出にくいと言われているのです。

コミュニケーションが円滑になる

冒頭でも解説したように、結婚指輪を左手の薬指につけるというのは、世間の常識です。
左手薬指に指輪をつけることによって、
「私は既婚者です」
と周囲にアピールできるようになりますので、コミュニケーションが円滑になるのです。

中国の言い伝え

最後は、物凄くロマンチックな言い伝えです。

両手の指先を合わせて、中指を第二間接の部分で折り曲げてみてください。
その後、中指をくっつけたまま、
  1. 親指
  2. 人差し指
  3. 小指
を離します。
そして、最後に薬指を離してみてください。
試してみるとお分かりいただけると思いますが、薬指だけはどんなに頑張っても離れないのです。
この中国の教えが元になって、左手の薬指に結婚指輪をつけるようになったという言い伝えもあります。

ちなみに、それぞれの指が離れて、薬指が離れないのは、
  1. 親指(両親)→親元からはいつか離れるから
  2. 人差し指(兄弟)→兄弟もいつかそれぞれの道を歩むから
  3. 小指(子ども)→自分の子どももいつか自分の元を巣立つから
  4. 薬指(パートナー)→生涯を共にするから
という理由があるようです。

まとめ

結婚指輪を左手に着けるのには、様々な理由があります。
ただし、国によって結婚指輪をはめる指が異なりますし、
「絶対にこの指に着けなければならない」
というルールはありません。

そのため、気分に合わせてつける指を変えてみるというのも1つの方法と言えます。
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