流行りのイヤーカフをコーデに取り入れよう!オシャレにつけるコツとは?

耳周りのアクセサリーと言えば、まだまだピアスやイヤリングを思い浮かべる人が多いと思います。しかしここ数年、それらを凌駕する勢いで「イヤーカフ」が若い世代を中心に急速に広がりを見せているのはご存じでしょうか。
コロナ禍以降、マスクで顔の半分が見えない生活が当たり前になり、「目元」を彩るアイシャドウの売れ行きが増えた――そんなニュースも記憶に新しいですが、それと同じように「マスクの邪魔にならない、顔周りのオシャレ」として、今「イヤーカフ」が注目を集めているのです。
この記事では、そんなイヤーカフについて、基本の解説からオシャレなコーディネートの事例まで、分かりやすくご紹介していきます。
「これからの定番アイテム」になること間違いなしのイヤーカフを、一足先にチェックしちゃいましょう!

イヤーカフとは

イヤーカフは、耳の軟骨部分を挟み込んで装着する、C字の形をしたアクセサリーです。
ピアスと異なり、耳に穴をあけなくてもカンタンにつけられるため、それまでピアスホールを空けていなかった層にも人気を博しています。
なぜここまで急速に支持が広がったのか――それには、いくつかの理由があります。
イヤリングもピアスホールなしで装着できるアクセサリーですが、実はイヤーカフとの大きな違いがあります。
イヤリングはネジやバネで耳たぶを挟むため、「長時間つけているとだんだんと痛くなってきた」という経験をした方は多いと思います。一方、イヤーカフは耳との接触部分が広いため、ピアスやイヤリングほど痛みを感じない仕組みになっています。
さらに、日常的にマスクをつける必要がある今、ピアスやイヤリングはマスクに引っ掛かってしまい、最悪のケースだと落としたり、なくしたりすることもあるようです。
こうした背景から、マスクの影響が出にくいイヤーカフにニーズが集まっています。
さらに、イヤーカフは耳の軟骨部分であればどの場所でもつけられるため、同じアイテムでも少しずらすだけで、印象が大きく変わるという特性があります。何通りにもコーディネート可能なことから、自分の個性が出しやすい点が今の若者の感性とマッチしたとも言えるでしょう。

イヤーカフの形にはいくつか種類があり、大きく分けると
  1. 耳のくぼみに装着する「ラウンド(リング)型」
  2. その名の通りクリップのように耳に挟みこむ「クリップ型」
  3. 耳たぶから耳の淵にかけて、覆うように装着する「耳たぶ型」
の3つです。
初心者は「クリップ型」か「ラウンド型」がオススメ。サッと耳に引っ掛けるだけで、モード感が生まれます。

つけ方次第で主役にも名脇役にもなるイヤーカフ

イヤーカフは、小ぶりなものからボリューミーなものまで様々な大きさ・デザインのものがあります。いつものファッションにピリッとしたアクセントを加えたい人にも、思い切ってイヤーカフを主役にしたコーディネートに挑戦したい人にも、ピッタリの万能アイテムです。
ここからは、イヤーカフの基本的なつけ方をレクチャーしていきます!

主役にするなら思い切って大振りのものを

大振りのイヤーカフは、それだけで主役になれるほど人目を惹きます。地金のたっぷりとしたゴールドのイヤーカフや、大ぶりのリングデザインのもの、チェーン付きのもの、ビビットカラーのものなど、個性派デザインのものをチョイスすれば、片耳につけるだけでインパクトは絶大。
その分、他の装いは無地やワントーンにまとめるなど、シンプルなファッションで揃えるとよりイヤーカフが映え、旬な横顔を作れます。黒のワンピースなど、暗めのカラーのアイテムと合わせると、ゴールドやシルバーの輝きが一層際立ちます。

モチーフを合わせれば名脇役に

イヤーカフの中には、植物や蝶、曲線など、様々なモチーフがあしらわれているものも多いです。服やネックレス、小物など、その日のファッションの主役に合わせてさりげなく統一感を出すと、全体がまとまる「名脇役」に。
この時、あまり他のアイテム邪魔しないよう、小ぶりなデザインのものを選ぶとなおグッドです。

サイズ違いを複数重ねづけも

同じ耳に2つ以上のイヤーカフを重ねづけすると、グッとトレンド感が出ます。その際、それぞれのサイズに差をつけるとほどよいボリューム感が生まれ、顔周りのサイズを小さく見せてくれるという嬉しい効果も!
始めのうちは、直径3センチ程度のものと、2センチ程度のものを組み合わせてみるとバランスが取りやすいかもしれません。
この時、2つのイヤーカフの素材を揃えてもすっきりとまとまりますし、あえてシルバーカラーとゴールドカラーなど、異なる素材で組み合わせても華やかなイメージになります。
また、地金の幅が太い・細いもので上手に組み合わせると、ディティールに差が出るため、ハイセンスな雰囲気に仕上がります。

イヤーカフはどっちの耳につける?

イヤーカフはどちらの耳にも装着できます。しかしピアス同様、男性は左耳、女性は右耳につけるケースが多いです。
それは男性は女性の左側を歩き、反対に女性は男性の右側を歩くことが多いからです。
古くから、アクセサリを左耳につけると象徴的に「お金や仕事、力や勝利」を表すとされています。古代ギリシャでは、右耳にピアスをつけることは、神様や神話上の人物に対して付加された賛辞を表していたとされています。一方で、左耳には、個人の努力や行動に対する功績を表すとされています。

他のアクセサリーアイテムとも組み合わせよう

イヤーカフは、ワンポイントで身に着けるだけでもトレンド感の出るアイテムです。しかし、ネックレスやピアス、ヘアアクセサリーなどと組み合わせると、ファッションをより洗練されたものに格上げしてくれます。
ここでは、「洒落見え」するコーディネートのコツを、アクセサリー別にご紹介していきます。

ピアスと素材を合わせてセット使い

ピアスとイヤーカフの素材を合わせたコーディネートは、統一感を持たせることでスマートな印象が生まれます。例えば、ゴールドカラー同士で合わせた場合は、顔周りがさりげなく明るくなり、華やかな雰囲気を演出できます。
ピアスとイヤーカフを重ねづけする際は、色や質感を揃えたシンプルな組み合わせからスタートするのがオススメです。
また、最近ではピアスとイヤーカフが初めからセット売りされているケースも珍しくありません。手堅くまとまりのあるコーディネートにしたい人は、思い切って一緒に購入してしまうのも手段の一つです。

ネックレスと合わせるときはメリハリを意識

よりエレガントさを演出したいのなら、イヤーカフ×ネックレスの組み合わせが鉄板。
ネックレスとイヤーカフの組み合わせを考える際は、ボリュームのメリハリを意識して、どちらを主役に持ってくるかを考えましょう。
ファッショナブルなロングネックレスと合わせる際は、細身のシルバーのイヤーカフなど、少し控えめなものを合わせることで、ネックレスを主役にしつつ「今っぽさ」も添えたコーディネートを実現できます。
逆に、華奢なネックレスに合わせるのなら、たっぷりとしたボリューム感のあるイヤーカフをチョイスすることで、顔周りが華やかになります。少しずつ足し算と引き算をしながら、上手にボリュームを調整していきましょう。

アップスタイルの髪型ならヘアアクセとも相性◎

ロングヘアの人は、お団子スタイルやアップスタイルにしてお出かけするシーンもあるかもしれません。そんな時こそ、大ぶりのイヤーカフや、色のはっきりしたイヤーカフの出番です。耳全体が出る時だからこそ、大きなインパクトを与えるデザインのものを選びましょう。顔周りだけでなく、アップした髪も華やかに見せてくれること請け合いです!
ヘアアクセサリーをつける場合は、イヤーカフと同系色や素材で合わせると、さらに特別感のあるコーディネートに。パールやチェーンなど、同じモチーフがあしらわれたアクセサリー同士も相性◎

普段のコーデにも気軽にイヤーカフを取り入れよう

コロナ禍も追い風となり、指輪のように気軽に着けられるジュエリーとして注目を集めるイヤーカフ。新しい時代のトレンドとして、普段のコーディネートに取り入れる人が一気に増えています。
大きさや素材、デザインをバランスよく組み合わせることで、都会的な印象を与えることも、柔らかいニュアンスを楽しむこともできる――これが、イヤーカフの最大のメリットかもしれません。
しかし、まずは自分の耳の形にあったイヤーカフを見つけることがイヤーカフコーデの第一歩。あなたにピッタリの一品を見つけて、ニューノーマル時代のオシャレを楽しみませんか?
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