キュービックジルコニアでプチプラ高見え! 自分へのちょっとしたご褒美に

ダイヤモンドをあしらったジュエリーの輝きは、身に着けた人の気品や魅力を一層際立たせてくれるもの。一つ持っておくと、ハレの日はもちろん、ちょっと気分を上げたい日にも大活躍のジュエリーとなります。
しかし、「本物のダイヤモンドは高くてなかなか手が出ない」と、諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ダイヤモンドと遜色しない見た目でありながらプチプライスの「キュービックジルコニア」についてご紹介。素材や価値、価格の安さの理由まで、徹底的に解説していきます。
いつもより少し背伸びして「高見え」するジュエリーを探している方も、必見の内容です!

ジルコニアって?

ジルコニアとは、ジルコニウムという金属の酸化物です。二酸化ジルコニウムとも呼ばれます。高い強度が特徴で、セラミック素材をはじめ、歯科医療のインプラント(人工歯)、さらにはNASAのスペースシャトルまで、幅広く使われている素材です。
もともとは白い粉末状のものですが、加工することでダイヤモンド並みに高い透明度を持つ美しい結晶になります。
ジルコニアの特徴について、もっと詳しく知りたい方はぜひこちらもお読みください。
「キュービックジルコニアについて徹底解説!ダイヤモンドとの違い、見分け方も解説!」

キュービックジルコニアとは

「キュービックジルコニア」は、別名「人工ダイヤモンド」と呼ばれることもあります。 上記で説明した「ジルコニア」に、酸化カルシウムや酸化マグネシウム、酸化イットリウムなどを混ぜて加工し、さらに硬化させたものです。
ダイヤモンドの類似石は、長い歴史の中で様々なものが開発されてきました。しかし、1976年頃にキュービックジルコニアが登場してからは、ダイヤモンドの類似石市場のほとんどをキュービックジルコニアが席巻しています。
「本物のダイヤと変わらない見た目なのに、プチプラ価格で手に入る」、「本物のダイヤモンドは紛失や盗難が怖い……」というニーズにもマッチし、今ではジュエリーとして、様々なブランドで広く取り扱われている素材です。
キュービックジルコニアは、世界一硬いと言われる本物のダイヤモンドには及ばないものの、非常に高い硬度を誇ります。そのため、ジュエリーとして身に着けても簡単に割れたりヒビが入る心配はありません。
どうしてキュービックジルコニアがダイヤモンドの代用品として広く使われているのか――その一番の理由は、光の「屈折率」が他の宝石よりも圧倒的に高く、輝き方が本物のダイヤモンドと非常によく似ているためです。
細やかなカッティングが施されたキュービックジルコニアは、ダイヤモンドと見紛うような虹色の光彩を放ちます。素人がパッと見ただけでは、本物のダイヤモンドと区別がつくことはまずないでしょう。

キュービックジルコニアはなぜ安い?

見た目はほとんど変わらないダイヤモンドとキュービックジルコニア。その一番の違いは、なんといっても価格の安さです。
キュービックジルコニアの市場価格は、天然のダイヤモンドと比べると100分の1~500分の1以上の差があるとされています。
例えば1カラットの天然ダイヤモンドがあしらわれたジュエリーは、100万円を超える価格で取引されることも珍しくありません。一方、見た目のほとんど変わらないキュービックジルコニアのジュエリーは、たった数千円~1万円程度で購入することも可能です。
これほどまでに安いのは、キュービックジルコニアが天然の鉱物ではなく、人工的に作られた結晶であることが最大の理由です。
そもそも天然のダイヤモンドとは、大昔に地中奥深くの特別な条件下で生まれた、希少性の高い鉱物のことです。採掘作業には膨大なコストがかかる上、もし原石を見つけることができても、宝石として加工できるダイヤモンドは1割程度しかないと言われています。また、良質なダイヤモンドは結婚指輪や婚約指輪としてのニーズも高いため、どうしても高価格になってしまいます。
一方でキュービックジルコニアは、材料と設備さえそろえば人工的にいくらでも作ることが可能なため、高品質のものを非常に安く手に入れることができるのです。
パーティーなどの華やかなシーンで映えるのは、やはりカラットの大きい宝石が付いたジュエリー。本物であればとても手が出ないような輝きのジュエリーが、びっくりするくらい安価で身に着けられるのは、キュービックジルコニアにしかない利点と言えるでしょう。

キュービックジルコニアの宝石としての価値は?

それでは、キュービックジルコニアにはどれくらいの価値があるのでしょうか。
先に説明した通り、キュービックジルコニアは人工的に作られた結晶であり、天然の「貴石」ではありません。大量生産が可能なため、ダイヤモンドのような「希少性」がないのです。
そのため、一般的には宝石としての資産価値はなく、買取などの対象にも含まれないことがほとんど。もし資産運用や投資のために購入するのであれば、キュービックジルコニアではなく、本物のダイヤモンドを選ぶしかありません。
――しかし、あくまでも服や靴と同じようにファッションアイテムとして購入するのであれば、高級感のある輝きを安価で演出できるキュービックジルコニアの方が賢い選択と言えるかもしれません。
その理由は、「キュービックジルコニアは一定の品質が保証されている」という点にあります。
例えば0.1カラット以上のダイヤモンドを購入すると、「グレーディングレポート」と呼ばれる鑑定書がついてくることがあります。この鑑定書には、ダイヤモンドの色、カットの技法やカラット数、透明度のランクなど、ダイヤモンドの価値を左右する評価が書かれています。
天然ダイヤモンドは地中で作られた鉱石のため、中には窒素やホウ素などといった不純物が混ざってしまったり、色がわずかに濁ってしまうものがあります。よく「ダイヤモンドの輝きには一つとして同じものがない」と言われるのは、そのためです。だからこそ鑑定書の内容次第で、価値が大きく変わってきます。
一方で、キュービックジルコニアにはこのような石の質を決める鑑定書がつくことはありません。
キュービックジルコニアは人工的な環境で作られるため、天然ダイヤモンドと異なり、不純物や濁りが入ることはなく、美しい無色透明の結晶体が完成します。そのため、輝き方はカッティングの技にも左右されるものの、石の質そのものに関しては一定のクオリティが保証されるのです。
本物のダイヤモンドに比べて流通量も圧倒的に多く、デザインの幅も広いため、安価ながらも好みのデザインや輝き、見栄えを重視するジュエリーを選ぶことができます。
ファッションアイテムとして特化したジュエリーならば、これほどコストパフォーマンスに優れたものはないでしょう。

キュービックジルコニアのジュエリーを探す

ここまで、キュービックジルコニアについて様々な角度からご紹介してきました。
キュービックジルコニアには、ひと昔前まで「ダイヤモンドの代用品」「イミテーション」というイメージがあったのも事実です。しかし、質が良く美しくカットされたキュービックジルコニアは、粗悪なダイヤモンドよりも眩い輝きを見せることもあります。
「手の届く範囲で『自分へのご褒美』を探している」、「コスパよくオシャレを楽しみたい」、「気軽にダイヤモンドの輝きを試してみたい」――そんな方には、ぴったりの選択肢かもしれません。まずはジュエリー専門店やネット通販などで、好みのデザインを探してみてはいかがでしょうか。
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